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ホントに歩く東海道 第12集 桑名~庄野<井田川>

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第12集 桑名~庄野<井田川>(32.2km) 【通過する宿場=四日市・石薬師・庄野】 2015年12月23日発行 ISBN9784938643683 C0026 12集は、ザ・三重県です。 前回の桑名宿出口の矢田立場跡からの出発です。 (桑名の宿場から地図は収載。散策をお楽しみください) 桑名から東海道は南下し、四日市工業地帯の煙突を見ながら四日市宿に入ります。 工場のライトアップを船から見る、夜景クルーズが人気だそうです。 海岸沿いには、重文の潮吹き堤防や跳開式可動橋の末廣橋梁、 三重県でいちばん高いポートビルがあります。 海蔵(かいぞう)川を挟んだ地域は、萬古焼の工場がいっぱい。 四日市は土鍋の生産量が日本一で、8割のシェアを誇ります。 その先の三滝橋を渡ると四日市宿です。空襲でほとんど遺構は残っていませんが、 JR四日市駅周辺の街並みはレトロ感たっぷりで、歩き回りがオススメです。。 なが餅の笹井屋さんの店舗がかっこいいです。 近鉄四日市駅前の商店街には、静かに首をのばしたりひっこめたりする大入道(おにゅうどう)の人形がむかえてくれます。商店街手前の諏訪神社のお祭りの出し物に登城するからくり人形です。 近鉄四日市駅を過ぎると、戦災を免れた古い街並みを通ります。 四日市あすなろう鉄道に東海道は沿って進みます。 今年(2015年)4月から、四日市と近鉄の出資する会社です。 日永の追分には伊勢神宮二の鳥居があります。 伊勢参宮道と別れ、東海道はさらに南下していきます。 内部(うつべ)川を渡ると、難所の杖衝(つえつき)坂。芭蕉も落馬しました。 采女の里を過ぎ、鈴鹿市に入ります。 自由ヶ丘という交差点を越えると、石薬師宿。 浅野内匠頭や相賀越前の宿帳も残る小澤本陣や歌人の佐佐木信綱記念館があります。 宿の名前にもなった石薬師寺の本尊は、弘法大師が一夜にして爪で彫った薬師如来像です。 隣の庄野宿までは2.7キロ。東海道の宿場ではいちばん新しい宿です。 名物は保存色の焼き米でした。 庄野からは、鈴鹿川沿いを鈴鹿峠に向かって遡ります。 このあたりは、日本武尊にまつわる場所がたくさんあります。 庄野宿の最寄り駅加佐登駅の北西には、日本武尊の墓陵とされる白鳥塚古墳があります。 鈴鹿川と安楽川の合流点付近にある汲川原村には、女人堤防の碑があります。 水害に苦しんでいた村人たちは堤防建設を願い出るも、城下への影響を懸念され許可されませんでした。 男性よりも女性の方が罪は軽くなるだろうと、女性だけで、堤防を作ってしまいます。 打ち首すんでのところで、赦免されました。 亀山市に入ってすぐの井田川駅で12集は終わりです。 関西本線は単線区間も多く、本数が少ないので、時間を確認して計画を立てられることをおすすめします。 【内容】 No.45 桑名~富田(6.2km) No.46 富田~四日市(8km) No.47 四日市~石薬師(8.8km) No.48 石薬師~庄野(9.2km) 【コラム45】四日市の東海道が、北ー南を通る理由 【コラム46】四日市思案橋と徳川家康 【コラム47】伊勢参り 【コラム48】日本古代史の道を歩くー「壬申の乱」 『ホントに歩く東海道』について 東海道53次・57次を途切れなく、1万分の1地形図でつなぎます。ただ一本道を歩くルート概念図ではなく、幅800mの面で、表街道から外れた裏道も、人々の生活と歴史の舞台でもある道も歩けます。土地の名物情報や、写真と現地の確認もしやすい。編集部が実際に何度も歩いて作っています。 ◉B6判変型(新書判)、蛇腹折マップ4枚セット ◉マップ1枚の長さは1m。持ち運びが便利 ◉1万分の1縮尺(1㎝が100m)の地形図を使用 ◉裏面に詳細解説、マップ下に多数の写真 ◉沿道文化のコラムを、各マップごとに収載

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