キャーッ! 大山街道!!(東海道から行く大山道の本)のレビュー
二年前、本書が自宅へ届いたときの喜びはいまでも忘れません。自分にとって未踏に近い神奈川県央、県南部の街道情報が満載であることに感激しました。その後二年余りかけて七つの大山道を無事に歩くことができたことのご報告と御礼を申し上げたいと思います。
いつも路傍の石造物に道中の無事を祈りながら大山を目指して歩いたので、いまでは石造物に出会うと自然に手を合わせるようになりました。つい数年前まではぼんやり見過ごしていたのにおかしなものです。また大山道から興味が広がり、並行して神奈川県内の中原街道、鎌倉古道(上中下)、浦賀道、府中大山道、王禅寺道、浜街道等を調べて歩くことができたのも本書のお導きにより「街道を歩く基礎」を学べたためと感謝しております。明治時代迅速測図、脇道、曲折、尾根道、沢道、石造物等。自宅近くを散歩するときでも旧道を調べて歩くようになりました。
いま本書の「まえがき」を再読すると、「南・西・北方面からの道については続刊収載を予定している」とあることに気づきました。故中平様のご無念はいかばかりだったかとお察し申し上げますとともに、読みたかったなあと切に思います。中平様の思いを胸にその他の大山道(八王子、国府新宿等)に引き続きチャレンジして参ります。
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あつお様
嬉しいお便りをありがとうございます。また、『キャーッ! 大山街道!!』の完歩、おめでとうございます。
ていねいに歩いていただき、感謝申し上げます。本書も、著者である中平さんもきっと、もちろん風人社編集部も、あつお様のような読者にめぐりあえたことが本当に幸甚でした。
ラウンジお便りにも、歩いたご感想や道中の気づき、道の検討などさまざまお寄せくださり、あつおさまからは私たちも新たな発見を教えていただきました。
続刊、そうでした。『キャーッ! 大山街道!!』の販売が前著『ホントに歩く大山街道』に比べかなり伸び悩み、続刊がなかなかスタートできないうちに、大変残念なことに著者の中平さんは亡くなられてしまいました。
あつお様が続きを歩いてくださるとのこと、大変嬉しく、また心強く存じます。ぜひ、ラウンジへのお便りも、またお待ちしております。
あつおさんのラウンジへのお便りのリンク
https://www.fujinsha.co.jp/?s=%E3%81%82%E3%81%A4%E3%81%8A